こんにちは。不動産屋で株式投資家のミナンチャです。
そこのあなた!株式投資したいけど何をどうすればいいか分からず始めるのをためらってますね。誰もはっきりと右とか左とか言わないから迷うんです。だから今回は言い切りで回答していきます。
なお、「投資は自己責任」でお願いしますね。
この記事はこんな人が書いています
- 短期投資歴5年、長期投資歴5年
- 運用資産額2,300万円
- 長期投資にて5年で運用資産は約4倍
- 高配当日本株、米国ETFを運用中
- 1級ファイナンシャルプランナー
- CFP認定者
※すべて記事執筆時点
今回の想定は普通のサラリーマンやOLの方で、投資は何となく興味はあるけど情報がありすぎて良く分からないという人を前提にお話ししていきますね。
たぶん知りたいのは大雑把にこんなところじゃないでしょうか?
- 何から始めればいいのか
- どの証券会社で口座開設すれいいのか
- 長期投資と短期投資とどっちがいいのか
- 日本株と米国株どっちがいいいのか
- インデックス投資か高配当株投資どっちがいいのか
- インデックス投資は何を買えばいいのか
- 高配当株は何をかえばいいのか
- いつ買えばいいのか
- 不動産投資の方が儲かるのではないか
株式投資に関して様々寄り道をしてきた僕が辿り着いた「最適解」について、独断と偏見で順番に回答していきます。
Q1 何から始めればいいのか
A 証券口座を開いて株を買う
ふざけてませんよ。
- 証券口座を開く
- 株を買う
以上です。
Q2 どの証券会社で口座開設すれいいのか
A 楽天証券とSBI証券
証券会社も沢山ありますが、とりあえずこの2つで口座開設しておけば間違いありませんので、難しいことは考えずに口座開設しましょう。口座開設はタダですから、両方開設してみて使い勝手が自分に合う方をメインの口座にしましょう。
SBI証券 楽天証券Q3 長期投資と短期投資とどっちがいいのか
A 長期投資
短期投資を否定するものではありません。しかし短期投資は一握りの本物の天才でないと継続して勝ち続けることは不可能な投資手法です。
会社勤めしながら堅実かつ着実に資産形成するのであれば長期投資一択です。
なぜ長期投資が優れているかをより詳しく知りたい方は過去に記事にしていますので、そちらをご一読ください。
Q4 日本株と米国株どっちがいいいのか
A 日本株3割、米国株7割で両方持つ
指標がないと迷うと思うので、敢えて3:7と書きましたが、この辺の割合は個人個人で好きにすればいいと思います。これが5:5でも2:8でもいいと思います。
ポイントは米国株が過半以上として下さい。なぜなら米国株は今までもこれからも長期で見れば安定した経済成長が期待できるからです。
ただし、日本で暮らす私たちは「円」で生活していますので、日本円で取引が完結する日本株の管理は馴染みやすいと思いますし、外国株を保有する場合の為替変動のリスクは避けて通れませんので、いかなる為替状況でもバランスを崩さないように円とドルの両方で資産形成する方が安全だと思います。
Q5 インデックス投資か高配当株投資どっちがいいのか
A インデックス7割、高配当株3割で両方持つ
インデックス投資は時間をかけて将来に向けて資産を膨らませる行為です。一方、高配当株投資は現在使えるお小遣いを得る行為です。
「未来」に向けて資産がどんどん増えていかないと夢がないですし、「現在」のために使える目に見える不労所得がないと今がつまらないです。だから両方持つんです。
インデックス投資だけでは積み上げた資産を「使う」瞬間は訪れないかもしれません。また、高配当株だけでは資産は一向に増えず「資産成長」はないかもしれません。
今と未来のバランスが大事です。だから配分は未来と今をどう取るかで途中で自由に変えてOKです。
Q6 インデックス投資は何を買えばいいのか
A S&P500連動の投資信託
具体的には「SBI・V・S&P500インデックスファンド」か「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のどちらかを定額積立で買って下さい。この2つならどんぐりの背比べですから、どっちを選んでも失敗はありません。
ETF(株式市場で株のように売買できる投資信託)を買う方法もありますが、定額積立で買うことを前提とすると、投資信託が100円単位とかで自由な金額設定で買えるのに対して、ETFは「1口」単位で買う必要があるため、何万円単位でしか買うことができなかったりします。投資初心者であれば少額でも積み立てできる投資信託の方が入口としてはハードルが低いです。ETFにどうしても興味があれば、慣れてきて余裕が出てきた後で買えばいいですから。
Q7 高配当株は何をかえばいいのか
A 米国株はETF、日本株はS株
米国株の場合は、VYM・HDV・SPYDというのいずれかのETF、または全部を買えばOKです。超簡単に特徴を説明するとVYMはヘルスケア・金融・消費財を中心とした約400社の株の詰め合わせパック、HDVはエネルギー・ヘルスケア・通信を中心とした約80社の株の詰め合わせパック、SPYDは不動産・金融を中心とした約80社の株の詰め合わせパックです。
いずれも米国の超有名運用会社の超優良商品です。
日本株は通常100株単位で購入するのが原則となりますが、S株といって1株単位から購入する方法があります。SBI証券またはLINE証券で買うことができます。これらS株を使って高配当の日本株を自身で買い集めていきましょう。有名どころの高配当優良株は下記のとおりです。
- KDDI 9433
- Jパワー 9513
- 積水ハウス 1928
- 三菱HCキャピタル 8593
- オリックス 8591
などなどです。
他にもたくさんありますのでYoutubeとか書籍、ネットで情報収集してみるものも楽しいですね。
Q8 いつ買えばいいのか
A 今でしょ
ふざけてません。
S&P500が長期的に見て上昇するという前提に立つならば、インデックスファインドも定額積立で買い付ける以上、いつからスタートしても大して差はありません。今すぐ始めましょう。
高配当株については、割安な時期を見て・・・とか言いますが、そんな器用なことできませんので、これも気にせずに目ぼしい銘柄を今すぐ買っちゃいましょう。米国ETFを1口づつとか日本のS株を3万円から5万円とか少額でスタートして、購入後に10~20%とか下落したら、また買い増し(ナンピン)しましょう。前提として余程のことがなければ売却せずに保有し続けて配当金をもらい続けるスタンスなので、保有中の多少の株価の上下は気にしません。
Q9 不動産投資の方が儲かるのではないか
A 初心者はやめましょう
不動産投資と株式投資は同じ「投資」でも似て非なるものです。株式投資は純粋な「投資」ですが、不動産投資は「事業」です。物件選び、購入から入居者の入退去の管理までを行う必要(管理会社に丸投げしても最終判断はあなたです)があり、それなりの覚悟がないとできないため、投資初心者には不向きです。興味があるなら、株式投資になれてから手を出しても遅くはありません。
ここについて、もう少し詳しく知りたい方は、不動産屋で株式投資家の僕が両方の投資の違いについて過去に記事にしていますので、ご一読下さい。
まとめ
一方的で決めつけ感が満載でしたが、「右も左もいいけど好きにして」と言われるよりは「右!」「左!」って言われた方が前に進みやすいと考えています。
ここで紹介した内容はあくまで僕の今までの投資経験から導いた独断と偏見による「最適解」ですが、世間で謳われている投資の王道とそんなに離れていないと思います。
サラリーマンやOLなどの会社勤めの人がPCの画面やスマホに張り付いて一日中株価を追うことは不可能です。インデックスファンドの定額積立や高配当株保有の長期投資によって生み出される「暇」を有効利用すべきです。
哀しいですが僕らは凡人です。天才を目指さず、堅実な平均点を取りに行く方が賢明です。
この記事が皆さんの投資に踏み出す第一歩のきっかけになれば幸いです。
今回もここまで読んで下さりありがとうございました!