揺るぎない事実から入りましょう。不動産の価値は立地です。
特に日本においては東京が中心地であり、東京が抱える高級住宅地は長年にわたり、人々のあこがれの的であって、絶対のステータスを守ってきました。
その人気は不動であり、資産価値の面でも大きなアドバンテージがあります。どんな局面においても過去に長期的な地価動向において、値崩れしたことはなく、今後も心配はまずないでしょう。
そこで、今回の記事では、知らないと恥ずかしい、東京の名だたる高級住宅地について、その定義から、地図を用いた具体的な場所と特徴を丁寧に解説し、その余りある魅力とステータスについて解説していきたいと思います。
”東京の高級住宅地を制するものは日本の不動産を制す”です。
買うなら、ココを買えば間違いないしという、東京の不動産のスペシャルなエリアをともに確認していきましょう。
この記事で分かること
この記事の信頼性
この記事はこんな人が書いています。
- 大手不動産会社で長年にわたり売買仲介を経験
- 宅地建物取引士
- 1級ファイナンシャルプランナー
- CFP認定者
高級住宅地の特徴
高級住宅地の厳密な定義はありませんが、一般的に以下の一部または複数の特徴を持つ地域を指します。
- 街区の美しさ:街区が整備され、適切な道路幅員(6m以上)が確保されている
- 敷地のゆとり:建ぺい率や敷地面積の最低限度が規制されている
- アクセスの良さ:交通条件に優位性がある
- 地盤と高台:地盤の良い高台で浸水リスク等が低い
- 文化的要素:住宅地としての歴史が古く、資産家・名士の居住実績がある
- ネームバリュー:名前を聞けば誰もが高級地として認識する
①田園調布(大田区)
大田区の高級住宅街である田園調布は、田園的な雰囲気が広がるエリアです。田園調布駅の西側ロータリーからは、銀杏並木が広がり、建物の低さと緑豊かな庭が特徴的です。ここでは、牧歌的な雰囲気が漂い、静寂さを感じます。
田園調布の魅力はその独自の都市計画にもあります。東急電鉄創業者の渋沢栄一によって計画されたこのエリアは、パリのエトワール凱旋門をイメージしており、駅を中心に放射状に広がる道路が特徴です。美しい街並みが整然と広がっており、美しい街づくりが実現しました。
〈田園調布憲章〉と呼ばれる建物ルールもこのエリアの特徴で、建物の高さや敷地の広さに制限が設けられています。このため、広々とした敷地を持つ住宅が多く、落ち着いた生活空間が確保されています。
駅近くにはスーパーや商業施設があり、買い物にも便利な一方で、自然も多く、公園でのんびり過ごすこともできます。子供たちの遊び場も充実しており、田園調布の暮らしは静かで緑豊かな環境を楽しむことができます。
田園調布の住宅エリアは、田園的な風景や美しい街並み、教育環境など、高級住宅街としての魅力が広がっています。このエリアを選ぶ人々は、静かな環境や開放的な住まいを求める富裕層であり、その魅力を存分に満喫しています。
②松濤(渋谷区)
松濤、渋谷区の高級住宅街。都心にありながらもその静寂さは、住人が心静かに暮らす様子を体現しています。
明治維新後、鍋島家が手に入れた土地が基盤となり、茶園〈松濤園〉が営まれ、大正時代に政財界の有力者によって高級住宅街へと変貌しました。
魅力の一つは、もともと200坪以上の広大な区画で分譲された〈松濤〉ならではの背景。このことが豪邸の数々を育んでいます。また、第一種低層住居専用地域として整備され、200㎡以上の敷地面積を保つルールが適用されており、広々とした住宅が建ち並んでいます。
松濤は住民たちのプライバシーに敏感で、高い塀や閉じられた佇まいが特徴。そのため、高級感と特別感を併せ持つ独特の雰囲気を感じます。文化施設や緑豊かな公園も充実しており、松濤美術館や観世能楽堂、鍋島松濤公園などで四季折々の風情を楽しむことができます。
さらに、奥渋と呼ばれるエリアも注目。レストランやバー、隠れ家的な店が立ち並び、大人のライフスタイルに彩りを添えています。
一方で、物件供給は少なめで、物件情報は希少です。待つ覚悟も必要。
③番町・麹町(千代田区)
千代田区番町は、千代田区内の一番町から六番町までを総称し、日本初の高級住宅街として名高いエリアです。皇居に隣接する立地で、日本を象徴する高級住宅地の一つです。
歴史的には多くの文化人が住んでおり、山田耕作や与謝野晶子、島崎藤村などがこの地に住んでいました。また、外交の中心地としての歴史もあり、各国の大使館が建ち並ぶ国際色豊かな街並みも見どころです。
千代田区番町は、都内有数の文教地区でもあり、公立・私立の名門校が集まっています。女子教育の草分けである津田梅子によって設立された津田塾大学を始め、女子学院中学・高等学校、東京家政学院中学・高等学校、大妻中学・高等学校などが存在します。
このエリアは、凛とした高貴さと自然の調和が感じられ、日本らしさと国際的な雰囲気が交わっています。交通網も整備されており、東京の中心としての機能も果たしています。千代田区番町の魅力を体感してみることをおすすめします。
④白金(港区)
白金は東京都港区の南部に位置し、白金台と白金高輪と共に「白金エリア」としてまとめられることがあります。白金台は白金の南側にあり、白金高輪は駅名であって地名ではありません。発音は「しろかね」が正しいです。
このエリアの歴史は1336年から1392年までの南北朝時代に銀を持っていた柳下上総介の館があったことに由来しています。白金は高級で上品なイメージを持ち、聖心女子学院や明治学院などの学校があり、大名屋敷も存在していた過去が高級住宅街の基盤となっています。しかし、白金の北里通り周辺には古い家屋が残り、庶民的な雰囲気もあります。
白金エリアの魅力は多岐にわたります。都心へのアクセスが良く、白金台や白金高輪からは都営三田線で目黒や三田大手町へ、南北線で麻布十番や六本木へアクセスが可能です。白金商店会は昔ながらの商店があり、下町の風情を感じることができます。自然も豊かで、八芳園や国立科学博物館附属自然教育園があります。また、子育てサービスも充実しており、保健師や助産師による相談や国際交流などが行われています。
白金エリアは高級感と下町情緒が融合する街であり、多様な魅力を持っています。訪れてその魅力を体感してみる価値があります。
⑤自由が丘(目黒区)
都内を代表するおしゃれなエリアとして、自由が丘は注目を浴びています。このエリアは、東急東横線と東急大井町線が交差する場所に位置し、洗練されたショップが点在し、ゆったりとした買い物や散策が楽しめることが特徴です。駅周辺は賑やかでありながら、駅から離れると静かな住宅街が広がります。そのため、「住みたい街ランキング」でも高評価を得ています。
1927年に開通した東急東横線が、このエリアに「自由ヶ丘」駅を誕生させました。当初は「九品仏前」という駅名でしたが、後に地元文化人の尽力により、「自由ヶ丘」と改名されました。このエリアには多くの文化人が住み、交流を深めたことで、自由が丘特有の豊かな雰囲気が醸成されました。
自由が丘の魅力は、ショッピングやカフェ文化も充実しています。洗練されたショッピングセンターや個性的な専門店が立ち並び、ヨーロッパの風情を感じさせる場所も存在します。特にスイーツ店やカフェは充実しており、老舗から新進気鋭の店まで幅広い選択肢があります。
また、自由が丘は年間を通じて様々なイベントが行われ、地域コミュニティが盛んです。桜祭りやスイーツフェスタなどのイベントが人々を楽しませます。熊野神社例大祭や尾山台フェスティバル、自由が丘女神まつりなどもこのエリアの魅力的なイベントです。
自由が丘は、おしゃれな雰囲気と暖かいコミュニティが融合した魅力的なエリアであり、訪れる人々や住民に楽しさを提供しています。
⑥麻布(港区)
東京都港区に位置する麻布エリアは、その多様性によって知られています。麻布は、東麻布、麻布狸穴町、麻布永坂町、麻布十番、南麻布、元麻布、西麻布、麻布台という地域に分かれており、国際色豊かで高級な住宅街としての側面もあります。特に麻布十番は、歴史ある老舗からモダンな雰囲気まで楽しめる街として注目されています。
麻布エリアには40以上の大使館が集まり、国際的な雰囲気が漂っています。六本木や赤坂、青山と隣接する麻布は、高級住宅街やマンションが多く、そのステータスを「麻布ブランド」と称されています。
麻布エリアは坂の多い街としても知られ、その坂道には歴史的な名前が多く付けられています。例えば「暗闇坂」や「仙台坂」など、それぞれに由来や歴史が感じられます。麻布十番商店街も魅力的で、洗練された雰囲気と歴史的な趣が融合しています。
麻布十番は大人の隠れ家とも言える街で、歴史的な老舗や新しいショップが調和しています。地下鉄の開通によって人々の行き来も盛んになり、季節のイベントも楽しむことができます。元麻布や東麻布も独自の特徴を持ち、麻布エリア全体が多面的な顔を持つことがわかります。
麻布エリアは、高級住宅街と下町の情緒が共存し、国際的な雰囲気も漂う地域です。その多様性を感じながら、麻布の魅力を探求してみるのも良いでしょう。
⑦代官山(渋谷区)
東京の渋谷区に位置する代官山は、閑静な住宅街やおしゃれな商店、多彩な飲食店、オフィスビルが融合したおしゃれな街です。代官山町は東急東横線・代官山駅周辺から八幡通り、旧山手通りから坂を下って目黒川に向かう一帯を含み、主にファッションの街として活気に満ちています。このエリアは閑静な住宅街としての一面もありながら、多彩な商店や飲食店が立ち並ぶため、「住みたい街ランキング」で高評価を得ています。
また、ヒルサイドテラスは1969年に竣工され、1970年代に現代建築の一翼を担う存在となりました。蔦屋書店を中核とする「T-SITE」や高級住宅街の南平台町も代官山の特徴的なエリアです。南平台町は江戸時代からの歴史を持ち、高級住宅街として発展しました。ここには多くの大使館や教会が点在し、国際的な雰囲気が街のエッセンスとなっています。
代官山は、その多様性によって魅力的な街となっており、歴史と現代の融合、洗練された空間設計が特徴です。
⑧広尾(渋谷区)
広尾は渋谷区を代表する高級住宅街で、静かな雰囲気ながらも渋谷・恵比寿・青山・六本木に囲まれた便利なエリアです。特に広尾2~3丁目エリアは、聖心女子大学正門のある高台で、豪邸と低層マンションが美しく広がる高級住宅街です。
広尾は外苑西通りを境にして、西側が「広尾」、東側が「南麻布」となっています。広尾は高台の地形を活かして眺望と日当たりに恵まれた住宅街で、広尾2~3丁目は特に高級住宅地として知られています。
このエリアには外国人向けに月200万円以上の高級賃貸物件が多く、外観からも高級感が漂い、傲慢さのないデザインが魅力です。南麻布と同じく高台の心地よさや国際的な雰囲気が広尾にもあり、住む人の好みに応じてアドレスを選ぶことができます。
広尾の暮らしは、日用品の買い物は駅周辺で済ませつつ、大きな買い物は恵比寿や六本木などの近隣エリアで行える利便性があります。広尾には商店街や飲食店も多く、自然と触れ合える公園も近くにあります。
名門私立学校やインターナショナルスクールも充実しており、家族で過ごすにも最適な環境です。
広尾は、静けさと美しさを兼ね備えた高級住宅街であり、洗練されたライフスタイルを求める人々にとって魅力的なエリアです。その特異な雰囲気は、他の高級住宅地にはない魅力を持っており、上品でリラックスした住環境を提供しています。
⑨六義園(文京区)
文教の街として知られ、文京区の北側に位置する本駒込。ここには「大和郷」と呼ばれるエリアがあり、都内有数の住宅街として名高い。
かつては諸藩の下屋敷や武家屋敷が建ち並び、岩崎弥太郎が土地を購入し、三菱財閥の邸宅が並ぶエリアとなった。現在は著名人や要人の邸宅が集まる高級住宅街であり、正田美智子皇后陛下も受験のために移り住んだことでも知られる。
地理的には国道や駅へのアクセスが良く、立地条件も抜群。
武家屋敷跡に高級物件が建ち、病院や学校、施設も充実している。最寄り駅は「巣鴨駅」と「駒込駅」であり、交通の便も良好。
六義園は大和郷のランドマークであり、庭園は柳沢吉保によって造られた。周辺には「文京グリーンコート」もあり、商業施設や生活施設が集まる便利な場所でもある。
⑩神宮前(渋谷区)
JR山手線の原宿駅から降りると、目の前に広がるのは渋谷区神宮前。ここはファッション、音楽、アートなど多彩な文化が息づくエリアで、独自の魅力が詰まっています。ファッショントレンドの発信地である竹下通り、ユースカルチャーの中心であるキャットストリート、高級ブランドが立ち並ぶ表参道などがあり、個性的なエリアが調和しています。
新しく生まれ変わった宮下公園「MIYASHITA PARK」があり、ハイブランドやカフェ、ギャラリーなど様々なお店が集まっています。
ギャラリーも数多く点在し、ワタリウム美術館やESPACELouisVuittonなどがあり、アートシーンも盛ん。そのため、多彩な文化が共存し、日々の生活に刺激を与えるエリアと言えるでしょう。
さらに、神宮前は文教地区であり、洗練された雰囲気が保たれています。教育施設や美術館、大使館も多く点在し、国際色豊かな雰囲気が漂う大人の街としても知られています。交通アクセスも良く、地下鉄やJRの駅が近くにあり、都心へのアクセスがスムーズです。
また、明治神宮や代々木公園などの自然も身近に感じることができます。明治神宮の広大な敷地内では、自然に包まれた憩いの場として訪れる人々に癒しを提供しています。周辺の代々木公園もスポーツやイベントの場として賑わっており、多様な時間を楽しむことができる場所となっています。
⑪青山(港区)
青山という名前は、徳川家康の側近である青山家の広大な屋敷に由来しています。江戸時代には、町屋や雑木林が広がる庶民のエリアでしたが、明治時代以降も中流階級の住宅地として成長しました。現在は、みゆき通りや骨董通り、キラー通りなどに高級ブティックや美容サロンなどが集まり、それぞれの通りが特徴的なショッピングエリアとなっています。
青山は、港区青山通りを境にして北青山(1~3丁目)と南青山(1~7丁目)に分かれています。一般的に「青山」と言われるのは、明治神宮への参道である表参道を中心に、原宿、六本木、広尾、渋谷に囲まれた広大なエリアです。
青山エリアには、青山一丁目駅(東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線利用可)、外苑前駅(東京メトロ銀座線利用可)、表参道駅(東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線利用可)の3つの最寄り駅があります。これにより、渋谷駅や銀座駅、上野駅、大手町駅、日比谷駅、永田町駅、錦糸町駅などへのアクセスが便利です。
青山は、ファッションの情報発信地として名高い一方、主要道路から一歩路地に入ると高級住宅地が広がる独特の風景を持っています。高層マンションは少なく、代わりに魅力的な中層マンションが数多く存在します。さらに、ラグジュアリーブランドのフラッグシップ店や富裕層向けのショップが集まり、成熟した大人向けのスポットが充実していることも、青山の魅力の一つです。
⑫六本木(港区)
東京都港区の北部に位置する六本木は、1丁目から7丁目まで広がり、南青山や赤坂、虎ノ門、麻布に隣接しています。このエリアの中心となる六本木ヒルズをはじめとする大型商業施設やタワーマンションが立ち並び、日本有数の繁華街として名を馳せています。交通アクセスは、六本木駅や麻布十番駅、乃木坂駅が最寄りとなり、都営地下鉄大江戸線も利用可能です。
過去を振り返ると、六本木は江戸時代には寺院や神社が集まる門前町として発展し、近代に入ると政府の軍事施設が設けられ、戦後はGHQの置かれる場所としても注目されました。その名前の由来には複数の説があり、大名屋敷の名前に関連するものも含まれています。
戦後の外国人向けのお店が発展し、高級ブランドや飲食店が軒を連ね、独自のオシャレな雰囲気を醸し出しています。さらには森美術館や国立新美術館などの文化施設があり、六本木の魅力を高めています。高層ビルと住宅が共存し、ビジネス街としても発展し続ける一方で、上質な飲食店やショップが集まり、高級車が走る街並みも見受けられます。
この街の魅力は、仕事、遊び、住まいが調和しており、多彩なショップや文化施設がバランスよく存在しています。繁華街としても名高く、洗練された雰囲気が漂い、国際色豊かな交流も楽しめます。
六本木のエリアブランドは日本全国に知られ、成功者のイメージを持つ場所としても注目されています。その上品さと洗練された魅力は、多くの人々を惹きつけ、日本を代表する街のひとつとなっています。
城南五山
「城南五山」とは、東京都心に位置し、城南エリア(皇居より南に位置するエリア)に広がる5つの高台の総称です。これらの高台は、JR山手線の目黒駅と品川駅を結ぶエリアに位置しており、「御殿山」「八ツ山」「島津山」「池田山」「花房山」から成り立っています。
かつて大名屋敷や大名ゆかりの家が建っていたことに由来しています。このエリアは地盤が安定しており、地震に強いことで知られており、昭和初期から高級住宅地としてのブランドイメージが根強く残るエリアです。
⑬島津山
現在の品川区東五反田1・3丁目付近の高台に位置するエリアです。
江戸時代に先代伊達藩の7万5,000㎡におよぶ広大な下屋敷があった場所です。明治時代に旧鹿児島藩主島津公爵が購入し、私邸として英国風洋館を建設、多くの財界人の社交場として利用されていたことから「島津山」と呼ばれています。
その後、戦前・戦後の財政難により所有権は日銀へ移転。その後清泉女子大学が購入し、現在に至ります。
旧島津公爵邸はルネッサンス様式の美しい洋館で、現在も清泉女子大学内に存在し、「しながわ百景」に指定されています。
⑭池田山
現在の品川区東五反田4・5丁目付近の高台に位置するエリア。
名称は備前岡山藩の池田家の下屋敷があったことから「池田山」と呼ばれています。五反田駅周辺の喧騒から離れた完成で落ち着いた低層エリア(第一種低層住居専用地域)。池田山には、同池田家下屋敷跡の奥庭部分を整備した和風庭園である池田山公園や皇后美智子さま生家跡地である「ねむの木の庭公園」といった公園が整備されています。
⑮花房山
現在の品川区上大崎3丁目の高台付近に位置するエリア
江戸時代に大名屋敷がありました。明治・大正には高名な外交官であり、日本赤十字社の社長を歴任した花房義質(はなぶさよしもと)子爵の別邸があったことから「花房山」と呼ばれています。
⑯御殿山
現在の品川区北品川3~6丁目付近の高台に位置するエリア
昔は東京湾を見下ろすこのできた海沿いの高台であり、桜の名所としても有名でした。江尾d時代初期から徳川家康が建立したと伝えられ、徳川将軍家が鷹狩りの折に休んだ「品川御殿」があったことから「御殿山」と呼ばれています。
明治期には富裕層の屋敷が多くあり、昭和期には戦後すぐにソニーがこの地区に移転し、ソニー創業の地としても知られています。
⑰八ツ山
現在の由来は諸説あり、八つの岬があった説や八人の諸侯の屋敷があったという説など様々です。江戸時代に目黒川の洪水復旧や埋め立て等に八ツ山の土が使われたことから、山が切り崩され、現在は平地となっています。
八ツ山にはかつて岩崎家の別邸があり、現在は三菱グループの施設「開東閣」となっています。
「開東閣」は、藤棚が美しいことでも有名です。
まとめ
今回の記事では東京を代表する、知らなと恥ずかしい鉄板の高級住宅地について、場所と特徴とともに解説しました。
近年話題のスポットから、昔からの伝統を誇る由緒正しい高級地まで、東京には価値ある素敵なエリアが多数存在しています。
それぞれのエリアに歴史と卓越した魅力があり、雰囲気だけでも高級感を味わえる素敵なスポットでした。
買えるなら言うことなし、買えなくても知っているだけで不動産通になれる知っていて損のない知識です。
不動産購入の折には是非参考にしてもらえると嬉しいです。
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!