生活

投資にも役立つFP1級資格、実技試験(きんざい)の流れを時系列で詳しく解説!

皆さんこんにちは

ミナンチャ(@minanncha)です。

CFP取得により学科試験をパスした僕は、先日ついにFP1級資格の実技試験を受験してきました。筆記試験は本屋に行けば出題範囲や問題が分かりますが、実技試験は文字面だけでは実際のイメージが良く分からないものですよね。

今回は実態がいまいち掴みにくいFP1級試験の実技試験について解説していきます。なお、今回、僕が受験した実技試験がFP協会でなく、「きんざい」の面接試験でしたので、そちらについてお話します。

この記事を読んで頂ければ実際のFP1級の実技面接試験(きんざい)について一連の流れがイメージとして掴めるようになります。

実際に受験した自分の記憶が鮮明なうちに記録を残すものであり、正確な情報であります。

これから受験する人、または受験を検討されている人何もにとって、何も読んでない人より優位になることは間違いありません。

それではいってみましょう!

※後日談ですが、なんとか合格してました。

なぜFP協会でなく「きんざい」を選んだか

FP1級を取得するためには、学科試験と実技試験の両方をパスする必要があります。僕の場合はCFPというFP1級に相当する民間資格をすでに合格していたため、FP1級の学科試験は受験免除となり、いきなり実技試験を受験する流れでした。

FP1級の実技試験はFP協会が主催するものと、きんざいが主催するものの2つがあります。大きな特徴の違いとしてFP協会主催のものは筆記試験で、きんざい主催のものは面接試験という違いがあります。

僕がFP協会でなくきんざいの実技試験を選んだ理由は、もう筆記試験の勉強にうんざりしていたからです。加えて面接試験なら、コミュニケーション能力で多少の知識ミスもカバーできるのではないかと考えたからです。

詳しい面接試験の内容は後述しますが、実際に受けてみてこの判断は正しく、面接試験の方でよかったなと思っています。

余談になりますが、CFPについてお知りになりたい方は過去に出題範囲から試験対策までを記事にしていますので、ご覧になってみて下さい。

投資にも役立つ「CFP」独学の効果的な勉強法 CFP取得を目指されている同士のみなさん、こんにちは! ミナンチャです。 2022年第1回のCFP資格審査試験で全6科目合...

試験の概要

・Part1(事業承継)の面接12分(100点)

・part2(不動産の課題解決)の面接12分(100点)

・Part1/Part2の200点満点中120点以上が合格基準

・審査の観点

  • 関連業法との関係と職業上の倫理を踏まえたファイナンシャルプランニング
  • 顧客のイーズと問題点の把握
  • 問題可決策の検討・分析
  • 顧客の立場に立った対応

実際の試験の詳しい流れを解説

それでは実際の試験の詳しい流れについて時系列に解説していきます。事前にイメージが出来ていると緊張しないと思います。ぜひ絵を思い浮かべながら読んでみて下さい。

受付(スタート)

僕の受験会場は有楽町駅が最寄りの東京国際フォーラムでした。会場はそのガラス棟(G棟)にある会議室でした。

まずエレベーターを出ると正面に長テーブルが設置されており、きんざいの職員の方たちの受付カウンターがあります。

受験票を渡すと番号の書かれたネームプレートを渡されます。僕のネームプレートには「14-8」という番号のみ記載(14という数字のみ□で囲われて記載されています)されており、氏名の記載はありません。

待合室

受付が終わると待合室に通されます。待合室にいた人数は6名×4列の合計24人でした。受験票に付属している案内書には華美でない服装を推奨する旨の記載があるため、殆どの人がスーツ姿です。また、筆記をパスしてきた猛者達のため、とても頭良さそうに見えます(笑)。

待合室では試験開始時間まではスマートフォンも参考書も自由に閲覧できますが、試験開始時刻以降はスマートフォンを含む全ての電子機器は使用禁止となります。なお、紙媒体の参考書は試験開始時刻以降も閲覧OK(面接試験時は不可)です。電卓も使用可能なのですが、面接試験では細かい計算をさせる問いはないので、正直なところ使用する場面はありませんでした。

また試験開始時刻となると試験監督者1名から実技試験の進め方についての案内をされます。同内容の説明を記載した書面は、待合室の机上に予め置かれています。

実際の説明書面を添付します。

実際に配布された試験進行の案内書類

面接控室へ移動し2組に分かれる

待合室で30分程待たされた後に、順次、面接控え室へ移動します。この時の面接控室の組み分けはネームプレートに記載された親番号に従います。僕の場合は「14-8」だったので、同じく「14-●」という番号を付けた受験生と同じ面接控室となります。人数は自身を含めて6名でした。

面接控室に通されると3名×2列に分かれて着席します。

実技試験は事業承継の内容が問われる「Part1」と不動産の課題解決を問われる「Part2」と2回の試験が行われます。

合計6名の受験生は2組に分けられ、片方の組がPart1の試験から、もう片方の組がPart2の試験からスタートします。Part1の試験が終わった組はPart2の試験へと移り、もう片方の組はその逆です。簡単に言い換えると1組ずつクロスしてPart1とPart2の面接試験を互い違いに受ける形です。

この面接控室においても待ち時間中は紙媒体の参考書は閲覧してもOKです。

15分間で試験問題の読み込み

順番にPart1の受験生1名とPart2の受験生1名の計2名づつ控室後方の机に移動し、着席後に配布される試験問題を制限時間15分間で読み込みます。

控室内のイメージはこんな感じです。

試験用紙へのメモは自由ですので、蛍光マーカー等でポイントについて印を付けていきます。ここでのポイントは、面接試験中もこの試験用紙は持ち込みますので、できる限りメモを書いておくことです。自分のメモを見ながら回答することができるからです。また、読み込み時間は15分と短いですから、読む時間7分、メモの時間8分などと予め時間配分しておくことです。

面接室へ移動

控室での試験問題の読み込み時間が終了するとそのまま面接室へ案内されます。

面接試験は面接官2名と受験生1名の計3人で行います。

面接官のうちの1名が質問を行い、もう1名は書記の様な役割の様で話をしません。ただし、参考書などの情報によると一応2名ともが採点を行うそうなのでその点は意識しておきましょう。

実際の面接試験のやりとりの一部は下記のような感じでした。

面接官

設例にある事業承継の特例の申請期限はいつまでですか?

ミナンチャ

●年●月です。

面接官

違います。それは最近の法改正で延長されています。

ミナンチャ

・・・・・・・

面接官

非上場株式の評価額の算式で使用する株価に関する値を3つ言ってください

ミナンチャ

(やべ、そんな細かいの忘れた・・・)

面接官はいやらしい質問が多いですが鬼ではありませんので、時折助け舟を出してくれます。「この場合は●●って方法も考えられませんか?」みたいなやつです。

ここでのポイントはとにかく「冷静」であることと、「質問の内容をしっかり聞く」ことです。落ち着いて対応すれば、学科試験をパスされた受験生でしたら概ね80点くらいの回答はできるはずです。

また、Part1の試験では必ず「FPの職業倫理としてどのようなものがあるか?」という質問がされますので、事前準備は必須です。FPの職業倫理とは下記のとおりです。

  • 顧客利益の優先
  • 守秘義務の遵守
  • 顧客への説明義務
  • コンプライアンスの点綴
  • インフォームドコンセント(情報共有)

試験内容に対してあなたがどの倫理を重要と考え、そう考えた理由を問われます。これについてはどの答えを選んでも筋がとおっていれば全て正解ですので、力まずに回答しましょう。

Part1・2が終わり次第、随時解散

1回目の面接が終わった受験生は再び控室へ戻って待機。組ごとにPart1とPart2と入れ替わって次の面接に挑みます。

ここでのポイントは前の面接のできを引きずらないことです。終わったことは終わったこととして次の面接に集中することです。

思ったような出来でなかったとしても、悔やんだところで点数は変わりません。気持ちを切り替えて次の面接に挑みましょう。

Part1とPart2ともに面接が終了すると、終わった人から順次退室して解散となります。

合格のためのポイント

合格のためのポイントをまとめるとこうです。

  • 試験問題の読み込み時になるだけ沢山のメモを書く
  • 試験問題の読み込みは黙読とメモの時間配分を予めしておく
  • FPの職業倫理は頻出のため事前に覚えておく
  • とにかく「冷静」であること
  • 面接官の質問の内容をしっかり聞くこと
  • 前の面接内容を引きずらず、次の面接に集中すること

これらのことを試験前に頭にしっかり落とし込み、イメージトレーニングをすれば合格率はぐっと上昇するはずです。

また、試験対策として下記の過去問題を購入して熟読することを強くお勧めします。価格は高いですが、この問題集で事前対策しているのといないのでは雲泥の差があります。迷わず購入して下さい。下記にリンクを貼っておきます。なお、下記リンクからジャンプしたら必ず最新バージョンの問題集であるかを確認して購入するようにご注意下さい。

是非頑張って挑戦してみて下さい!

皆さんの合格を心より応援しております。

今回もここまで読んで下さりありがとうございました

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